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【3つのコツ】小説の読み始め方|初心者が挫折しない本の選び方

小説を読み始めたいけれど、どの本から手をつければ良いのかわからないと感じていませんか。

小説選びで何より大切なのは、難しい名作に挑戦することではなく、あなたが「面白そう」と心から思える本を見つけることです。

この記事では、読書初心者の方が挫折しないための本の選び方を3つのコツに分けて詳しく解説します。

自分に合ったジャンルの見つけ方から、読みやすい本の具体的な見分け方まで紹介するので、もう本選びで迷いません。

途中で飽きてしまった経験があるので、今度こそ最後まで読み切りたいです

管理人

その気持ち、よくわかります。まずは一冊読み切る成功体験が、読書の楽しさを教えてくれますよ

目次

読書への第一歩は面白そうな本を見つけること

これから小説を読み始めたいと考えているあなたへ。

最初の一冊を選ぶうえで最も大切なのは、純粋に「面白そう!」と心が惹かれる本を手に取ることです。

難しそうな名作や話題作に無理に挑戦する必要はありません。

まずは一冊、最後まで楽しく読み切る経験が、あなたを素敵な読書の世界へ導いてくれます。

読書が続かない一番の理由

読書が続かない最も大きな理由は、「読まなければならない」という義務感です。

過去に話題の本を手に取って、数ページで読むのをやめてしまった経験はありませんか。

それは決してあなたのせいではなく、単にその時の本が合わなかっただけなのです。

でも、周りは難しい本を読んでいるし、ついていけないと焦ります…

管理人

大丈夫です。読書は誰かと比べるものではありませんよ

まずは本を読むこと自体を楽しむ気持ちを取り戻すことが、何よりも大切になります。

まずは一冊読み切るという成功体験

読書を習慣にするための近道は、「一冊読み切れた!」という小さな成功体験を積み重ねることです。

たった一冊でも最後まで読み通すことで、「自分も本を読めるんだ」という自信がつき、次の本へ手を伸ばす意欲につながります。

この達成感が、読書が苦手という思い込みを打ち破るきっかけになります。

背伸びせず心惹かれる本との出会い

大切なのは、世間の評価や難易度ではなく、あなたの心が「読みたい」と感じるかどうかです。

表紙のイラストが好き、タイトルに惹かれた、あらすじが面白そう、といった直感的な理由で選んでみましょう。

いわゆる「表紙買い(ジャケ買い)」も立派な本の選び方なのです。

あなたにとっての「運命の一冊」は、意外と身近なところに隠れています。

小説初心者が挫折しない本の選び方3つのコツ

小説を初めて読むとき、膨大な数の本を前に「何から読めばいいかわからない」と途方に暮れてしまう気持ち、よくわかります。

挫折しないための本の選び方で最も大切なのは、無理をせず「これなら読めそう」と直感的に思える本を選ぶことです。

ここでは、そのための具体的な3つのコツを紹介します。

この3つの視点を持つだけで、あなたにぴったりの一冊が見つかりやすくなります。

文体・ページ数・見た目で判断する読みやすさ

小説初心者にとっての「読みやすさ」とは、物語の世界にスムーズに入り込めることを指します。

内容の難しさ以前に、文章のリズムや本の物理的な特徴が、読書体験を大きく左右するのです。

例えば、会話文が多い作品はテンポよく読み進められますし、まずは200ページ以下の短編集や薄い長編から手に取ると、一冊を読み切る達成感を得やすいです。

見た目で惹かれる「表紙買い」も、あなたの感性に合った本と出会うための立派な方法といえます。

本屋さんで試し読みしても、どれが読みやすいのか判断できない…

管理人

会話文の割合や、一文の短さに注目してみてください

まずは気軽に数ページめくってみて、息苦しさを感じない本を選ぶことが、挫折しないための第一歩です。

映画やドラマなど好きなジャンルからの発見

どんな本を読めばいいか迷ったときは、あなたが普段楽しんでいるエンターテイメントからヒントを得るのが近道です。

好きな映画やドラマのジャンルなら、小説でもきっと楽しめるはずです。

例えば、伏線回収が見事なミステリーが好きなら東野圭吾さんの作品、心が温まる物語が好きなら瀬尾まいこさんの作品というように、自分の「好き」を軸に探すと、興味を持って読み進められる作品に出会いやすくなります。

壮大な世界観に浸れるファンタジーやSFも、日常を忘れさせてくれるのでおすすめです。

ミステリードラマは好きだけど、小説だと難しそうで不安だな

管理人

映像化も多い人気ジャンルなので、初心者でも読みやすい名作がたくさんありますよ

自分の好きな世界観や物語の傾向を知ることで、膨大な小説の中から読むべき本が自然と見えてきます。

映像化作品や受賞作という確かな選択肢

自分一人で選ぶのに自信がないときは、多くの人が「面白い」と評価した作品を選ぶという確実な方法があります。

映画化・ドラマ化された作品や、文学賞の受賞作は、内容が保証されているため失敗が少ない選択肢です。

特に、全国の書店員さんが選ぶ「本屋大賞」の受賞作は、エンターテイメント性が高く物語に入り込みやすい作品が多いため、小説初心者の方にぴったりです。

2024年に大賞を受賞した宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』のように、話題作から入ってみるのも良いでしょう。

受賞作って、なんだか内容が難しそうなイメージがある…

管理人

本屋大賞は「売りたい本」が基準なので、純文学より物語性を重視した作品が多いんです

映像で結末を知っている物語でも、原作小説では登場人物の細やかな心情が描かれており、新たな発見があります。

世間の評価を参考にすることで、安心して最初の一歩を踏み出せます。

最初の一冊におすすめの小説3選

ご紹介した本の選び方をふまえて、小説初心者の方でも夢中になれる3冊を厳選しました。

どれも読みやすく、心に残る作品ばかりです。

もし直感で「面白そう」と感じる一冊があれば、それがあなたの運命の本です。

この3冊の中から、あなたの「好き」に合うものを選んでみてください。

きっと、最後まで楽しく読み通せるはずです。

住野よる『また、同じ夢を見ていた』

『君の膵臓をたべたい』で知られる住野よるさんの作品で、「幸せとは何か」という普遍的なテーマを扱っています。

主人公は、少しだけ賢い小学生の女の子。

彼女と、手首に傷のある女子高生、優しいおばあさんとの交流を通して物語は進みます。

平易で美しい文章で書かれているため、読書に慣れていない方でも情景が目に浮かぶように読み進められます

ページ数は約300ページと標準的ですが、会話文が多くリズミカルに進むので、実際のページ数以上にすらすらと読めるでしょう。

心温まるストーリーに触れたい、読後に優しい気持ちになりたい方にぴったりの一冊です。

難しい哲学的な話だと、途中で飽きちゃうかも…

管理人

大丈夫です、少女の日常を通して描かれるので物語として楽しめますよ

読み終えた後には、きっと「本を読んでよかった」と思えるはずです。

読書への苦手意識を、温かい感動で溶かしてくれるような作品です。

相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠』

ミステリーやサスペンスドラマがお好きな方なら、間違いなく楽しめる一冊です。

この作品は「このミステリーがすごい!」2020年版国内編で第1位に輝くなど、主要なミステリーランキングで5冠を達成した実績があります。

最大の魅力は、巧みに張り巡らされた伏線と、すべてが明らかになる衝撃的な結末にあります。

探偵役の城塚翡翠が、霊媒師として事件のヒントを提示し、推理作家の香月が論理的に謎を解き明かしていく構成も面白いです。

読み進めるほどに物語に引き込まれ、最後のどんでん返しには鳥肌が立つでしょう。

ドラマは見たことがあるけど、原作も読む価値はある?

管理人

もちろんです、文章だからこそ成立する仕掛けにきっと驚きます

「犯人は誰か?」と推理しながら読む時間は、最高のエンターテイメントになります。

読書が受け身の体験ではないことを教えてくれる、刺激的な一冊です。

村田沙耶香『コンビニ人間』

「純文学や受賞作は難しそう」というイメージを持っている方にこそ、読んでほしいのがこの作品です。

本書は第155回芥川賞受賞作でありながら、非常に読みやすく、多くの読者を魅了してきました。

特筆すべきはその短さです。

ページ数は約160ページしかなく、集中すれば数時間で読み終えられます

36歳のコンビニ店員である主人公の視点を通して、「普通」や「社会の常識」とは何かを問いかける物語は、奇妙でありながらも不思議な説得力を持っています。

芥川賞って聞くと、なんだか難しそうなイメージがあるな…

管理人

主人公の独特な視点が面白く、会話も多いので一気に読了できます

この本を読めば、芥川賞作品へのハードルが下がり、読書の幅が広がるきっかけになります。

「一冊読み切った」という成功体験を得るのに最適な作品です。

まとめ

この記事では、小説初心者の方が挫折しないための本の選び方について、3つのコツを解説しました。

大切なのは、難しい名作に挑戦することではなく、あなたが心から「面白そう」と思える本を見つけることです。

この記事で紹介した選び方を参考に、まずは気軽に一冊手に取ってみましょう。

その一冊が、あなたを素晴らしい読書の世界へといざなってくれます。

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