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【失敗しない】初心者向けミステリー小説おすすめ10選|まず読むべき傑作リスト

ミステリー小説をこれから読むなら、最初の一冊選びで失敗しないことが何よりも重要です。

この記事では、数ある作品の中から初心者の方が心から「面白い!」と思える、まず読むべき傑作だけをランキング形式で10冊ご紹介します。

難しそうな本を選んで、読書が嫌いになったらどうしよう……

管理人

ご安心ください、どれも読みやすく夢中になれると評判の名作ばかりですよ

目次

初心者でも失敗しないミステリー小説の選び方

数多くの作品が存在するミステリー小説の世界で、最初の一冊に何を選ぶかはとても重要です。

ここでつまずかないために、自分に合った面白い一冊を見つけるための3つのポイントを押さえておきましょう。

これから紹介するポイントを意識すれば、ミステリー小説の奥深い世界の扉をスムーズに開けられます。

これらの基準で選ぶことで、読書に慣れていない方でも「読んでよかった」と心から思える作品に出会えます。

多くの読者に支持される知名度と人気

初めてミステリー小説に挑戦するなら、多くの読者に支持されている作品、つまり「売れている本」や「有名な賞を受賞した本」から選ぶことが最も確実な方法です。

たくさんの人に読まれている作品は、それだけ物語が面白く、多くの人が夢中になれる魅力を持っています。

例えば、本屋大賞の受賞作や、累計発行部数が100万部を超えるベストセラー作品は、まず間違いなく楽しめるでしょう。

種類が多すぎて、どれが人気なのかわからない……

管理人

まずは書店で平積みになっている話題作や、文学賞の受賞作コーナーから探してみましょう

多くの人に愛され、読み継がれてきた名作は、ミステリー小説の面白さを教えてくれる最高の案内役になります。

映画化・ドラマ化された物語への入りやすさ

普段あまり本を読まない方にとって、映画やドラマとして映像化された作品を選ぶことは、物語の世界にスムーズに入るための優れた方法です。

登場人物のイメージや舞台背景を映像で知っていると、文字だけの世界でも情景をありありと思い浮かべられます。

実際に、東野圭吾さんの『ガリレオ』シリーズや、湊かなえさんの『告白』は、映像作品がきっかけで原作のファンになった人も多いです。

先に映像を見ていても、原作でしか味わえない細やかな心理描写や、時には異なる結末を楽しめるため、二度おいしい読書体験ができます。

伏線回収やどんでん返しといった読書体験の深さ

ミステリー小説の最大の魅力は、巧みに張り巡らされた伏線が最後にきれいに回収される爽快感や、物語の前提がすべて覆る「どんでん返し」の衝撃です。

物語の序盤にさりげなく置かれた一言が、実は結末の重要なカギだったと気づいたときの鳥肌が立つような感覚は、ミステリーならではの体験といえます。

特に乾くるみさんの『イニシエーション・ラブ』のように、最後の数行で世界が一変する作品は、読書後の満足感を高めてくれます。

難しいトリックとかは理解できるか不安……

管理人

心配いりません。まずは複雑なトリックよりも、物語の結末に驚きがある作品から試しましょう

「見事にだまされた!」という快感は一度味わうと癖になり、次のミステリー小説へと手を伸ばす原動力になるはずです。

【傑作】初心者向けミステリー小説おすすめランキングTOP10

ミステリー小説を初めて読むなら、どの作品も「面白い!」と心から感動できる傑作から手に取るのが一番です。

これから紹介する10冊は、多くの読者に愛され、ミステリーの奥深い世界の入口として最高の読書体験を約束してくれます

どの作品も読みやすく、それでいて物語の仕掛けに驚かされる名作ばかりです。

気になる一冊から、ミステリーの世界に足を踏み入れてみましょう。

1位 湊かなえ『告白』社会派ミステリーの入口

本作は「イヤミス」というジャンルを世に広めました。

「イヤミス」とは、読み終えた後に嫌な気分になるミステリーのことです。

2009年に本屋大賞を受賞し、累計発行部数は360万部を超える大ベストセラーになりました。

2010年には松たか子さん主演で映画化され、その衝撃的な内容が大きな話題を呼んでいます。

後味が悪い話はちょっと苦手かも……

管理人

大丈夫です、その衝撃こそが本作の魅力ですよ

物語は事件関係者たちの独白形式で進みます。

それぞれの視点から語られることで、事件の真相が少しずつ明らかになっていく構成は見事です。

2位 東野圭吾『容疑者Xの献身』本格ミステリと人間ドラマの融合

天才物理学者・湯川学が事件を解決する「ガリレオシリーズ」の一作ですが、本作は論理を突き詰めた謎解きと、胸が締め付けられるほど切ない人間ドラマが見事に両立している点で特に評価が高いです。

シリーズの中でも人気が高く、第134回直木三十五賞を受賞しました。

シリーズ全体の累計発行部数は1,500万部を突破していることからも、その支持の厚さがわかります。

シリーズものだけど、これだけ読んでも楽しめる?

管理人

はい、独立した物語なので初めての方でも問題ありません

天才数学者が仕掛けた完璧な犯罪計画に、友である湯川がどう挑むのか。

二人の天才による息詰まる頭脳戦と、その裏に隠された深い愛情に心を揺さぶられます。

3位 宮部みゆき『火車』社会派サスペンスの金字塔

社会派ミステリーとは、犯罪そのものだけでなく、その背景にある社会の問題点を鋭く描き出すジャンルのことです。

1992年の発表から30年以上が経った今でも、多くの読者に読み継がれる不朽の名作。

クレジットカードや消費者金融といった、現代にも通じるテーマを扱っているため、物語に深く引き込まれます。

休職中の刑事が、ある女性の過去を追ううちに、カード社会の恐ろしさと人間の弱さが浮かび上がります。

読後には、ミステリー小説の奥深さを実感できるでしょう。

4位 辻村深月『傲慢と善良』恋愛とミステリーの掛け算

婚活をテーマに、恋愛や結婚における現代人の自意識や価値観を鋭く描き出す作品です。

2019年の発売から口コミで評判が広がり、発行部数は90万部を突破しました。

多くの読者から共感を集め、2024年9月には映画公開も予定されています。

これは恋愛小説なのか、それともミステリー小説なのか。

消えた婚約者の行方を追ううちに、登場人物たちの姿に自分を重ねてしまい、胸に迫るものがあります。

5位 湊かなえ『Nのために』切ない恋愛模様と巧みな構成

ある超高層マンションで起きた殺人事件の関係者たちが、それぞれ「N」への想いを語る形で構成される群像劇ミステリーです。

2014年に榮倉奈々さん主演でテレビドラマ化され、その完成度の高さから今も語り継がれる人気作となりました。

原作の巧みな構成を、見事に映像で表現しています。

過去と現在が交錯しながら、少しずつ事件の真相と登場人物たちの秘密が明かされていく展開に引き込まれます。

切ない恋愛模様も描かれており、物語に深く感情移入してしまうでしょう。

6位 夕木春央『方舟』現代版クローズドサークルの醍醐味

クローズドサークルとは、山荘や孤島など、外界から遮断された空間で事件が起こるミステリーの定番設定を指します。

2022年の発売直後からミステリーファンの間で大きな話題を呼び、「週刊文春ミステリーベスト10」で国内部門第1位を獲得するなど、主要なミステリーランキングを総なめにしました。

地下施設に閉じ込められた人々が、迫りくる危機の中で犯人を見つけ出さなければならない緊迫感がたまりません。

論理的な推理の果てにたどり着く、衝撃的で少しダークな結末も本作の魅力です。

7位 貫井徳郎『慟哭』一度読んだら忘れられない衝撃

1993年のデビュー作でありながら、多くのミステリーファンに語り継がれる伝説的な一冊として知られています。

刊行から30年近く経った今もなお、その衝撃的な結末と巧みな構成は色褪せることがありません。

ミステリー好きなら一度は読んでおきたい名作です。

伏線がすごいって聞くけど、難しくないかな?

管理人

大丈夫です、自然に読み進めるだけで最後の衝撃を味わえますよ

一見無関係に見える連続猟奇殺人と、ある男の手記。

二つの物語がやがて一つに収束したときに訪れる、救いのない悲しみと驚きは、まさに「慟哭」というタイトルそのものです。

8位 丸山正樹『ワンダフル・ライフ』巧みな伏線回収の驚き

心温まる人間ドラマだと思って読み進めていくと、物語の随所に張り巡らされた伏線に気づき、最後にすべてが繋がる快感を味わえる作品です。

デビュー作『デフ・ヴォイス』がベストセラーとなった著者が仕掛けた、読者をあざむく巧妙なプロットに満ちています。

日常を描いた物語の中に、作者が意図的に散りばめた小さな違和感。

それらが最後に一本の線として繋がった時、あなたはきっと驚愕します。

読了後、もう一度最初から読み返したくなること間違いありません。

9位 道尾秀介『向日葵の咲かない夏』心理ミステリー入門の傑作

主人公である少年の視点から語られる、少し不気味で幻想的な物語が特徴の心理ミステリーです。

2005年の発売以来、その独特の世界観と衝撃的な展開で多くの読者を魅了し、累計発行部数は100万部を突破しました。

夏休みに起こった友達の死の真相を探るうち、何が現実で何が幻覚なのかわからなくなります。

不穏な空気に満ちた物語に引き込まれ、ページをめくる手が止まらなくなるでしょう。

10位 乾くるみ『イニシエーション・ラブ』最後の2行で世界が変わる体験

読みやすい文体で描かれる甘酸っぱい恋愛小説ですが、最後のたった2行ですべてが覆される「どんでん返し」で非常に有名な作品です。

2015年に松田翔太さんと前田敦子さん主演で映画化され、その衝撃的な結末が大きな話題となり、発行部数は180万部を超えました。

恋愛小説はあまり読まないけど、楽しめるかな?

管理人

むしろミステリー好きにこそ読んでほしい恋愛小説です

1980年代の懐かしい雰囲気に浸りながら、まずは純粋なラブストーリーとして楽しんでください。

読み終えた後、必ず誰かにこの衝撃を話したくなることでしょう。

番外編・ミステリーの多様な面白さに触れる3作品

ランキングTOP10には惜しくも入りませんでしたが、ミステリー小説の奥深さやジャンルの幅広さを感じさせてくれる作品も存在します。

定番の傑作を読んだ後に手に取ることで、ミステリーの多様な面白さに触れられる3作品をご紹介します。

これらの作品は、あなたのミステリー小説の世界をさらに広げてくれるきっかけになります。

歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』文章のクセが少ない作品からの挑戦

この作品の最大の魅力は、すべてが覆るラストの衝撃です。

その仕掛けは、文章の記述そのものを利用して読者を欺く「叙述トリック」と呼ばれる手法を用いたもので、多くの読者を驚愕させてきました。

トリックの完成度はミステリー史に残るレベルですが、独特の比喩表現など文章に少しクセがあります。

そのため、まずはランキング上位の読みやすい作品でミステリーの文体に慣れてから挑戦するのがおすすめです。

文章にクセがあるって、読みにくいのかな?

管理人

少し独特な言い回しや表現がありますが、それ自体が巧みなトリックの一部になっています

ミステリーの面白さに目覚めたあなたが次に読む一冊として、その構成の巧みさに感動することは間違いありません。

貴志祐介『青の炎』重厚で切ない物語の魅力

本作は、家族を守るために完全犯罪を計画する高校生の心理を克明に描いた犯罪小説の傑作です。

犯人探しの謎解きとは異なり、主人公の苦悩や葛藤に寄り添いながら物語を追う読書体験ができます。

主人公の心情がリアルに描かれている分、物語全体を覆う暗く切ない雰囲気が、最初に読む一冊としては少し心が重くなるかもしれません

2003年には嵐の二宮和也さん主演で映画化され、その演技も話題になりました。

暗い話は少し苦手かも……

管理人

重いテーマですが、人間の心の弱さや強さを描いた名作なので、気持ちに余裕がある時にぜひ読んでみてください

じっくりと一つの物語に深く没頭したい気分のときに手に取ると、忘れられない一冊になるでしょう。

朝井リョウ『世にも奇妙な君物語』純粋なミステリーとは少し違う面白さ

この本は5つの物語が収録された短編集で、どれも予想を裏切る結末が待っています。

フジテレビのドラマシリーズのような、不思議で少しブラックな面白さが魅力の作品です。

1話が数十ページで完結するため、通勤時間などの隙間時間にもサクッと読めます。

普段あまり本を読まない方でも、物語の世界にすぐ引き込まれるでしょう

2021年にはWOWOWでオムニバスドラマとしても映像化されています。

短編集なら気軽に読めそう!

管理人

厳密な謎解きミステリーとは異なりますが、物語の意外な展開を楽しむ面白さは共通しています

純粋な犯人当てとは少し違いますが、伏線回収の鮮やかさや物語の構成力を楽しみたい方にはぴったりの一冊です。

お気に入りの一冊で最高の読書体験を始める

ミステリー小説の魅力的な世界への扉は、もうあなたの目の前にあります。

どの作品も、日常の景色を変えてしまうほどの衝撃と感動を与えてくれるはずです。

お気に入りの一冊との出会いが、あなたの毎日を豊かに彩ります

ここからは、最高の読書体験を始めるための、具体的なステップを紹介します。

まずはランキング上位の作品から手に取る

どの本から読めば良いか迷ったときは、ランキング上位の作品を選ぶのが確実な方法です。

多くの読者に支持されてきた実績のある作品は、面白さが保証されているようなものです。

特に今回紹介したランキング1位の湊かなえさんの『告白』は、社会現象にもなった一冊で、ミステリーの衝撃を体験するには最適といえます。

多くの人が絶賛する理由を、あなた自身で確かめてみてください。

どれから読めば、一番後悔しないかな?

管理人

まずはランキング1位の『告白』から読んでみてください

本選びで失敗したくないなら、たくさんの読者が選んだ人気の作品から手に取るのが、最高のスタートを切る秘訣です。

映画やドラマで映像化された作品から試す

普段から映画やドラマをよく観るなら、映像化された作品から入るのもおすすめです。

登場人物のイメージや物語の雰囲気を掴みやすいため、スムーズに読み進められます。

例えば、ランキング2位の『容疑者Xの献身』は、福山雅治さん主演で映画化され大ヒットしました。

映像で物語の骨格を知っているからこそ、原作の細やかな心理描写や伏線の巧みさに、より深く感動できるでしょう。

映画を先に観ていても楽しめるかな?

管理人

原作ならではの細かい心理描写や伏線に、きっと新しい発見がありますよ

映像作品を観た後で原作を読むと、答え合わせをするような楽しさや、物語の新たな側面に気づく喜びを味わえます。

通勤時間や休日のカフェで物語の世界に没頭

お気に入りの一冊を見つけたら、あなたの日常が特別な時間に変わります。

いつもの通勤電車の中や、お気に入りのカフェで過ごす休日が、最高の読書タイムになるのです。

片道40分の通勤時間があれば、1ヶ月で2〜3冊は読み終えることができます。

スマートフォンを置いて本を開けば、満員電車も気にならないほど、物語の世界に没頭できます。

休日にカフェでページをめくれば、それはもう自分だけの贅沢な時間です。

一杯のコーヒーと共に、練り上げられた謎と驚きの結末を味わう、そんな新しい趣味を始めてみませんか。

よくある質問(FAQ)

通勤時間にサクッと読める、おすすめの短編ミステリー小説はありますか?

はい、あります。

この記事で紹介した作品は長編が多いですが、隙間時間で楽しみたいなら短編集がぴったりです。

ミステリー小説の面白さが凝縮されており、一気読みしやすい点が魅力になります。

まずは、番外編で触れた朝井リョウさんの『世にも奇妙な君物語』のように、初心者でも読みやすい作品から試してみると良いでしょう。

このランキングは国内作品ばかりですが、初心者が楽しめる海外のミステリー小説も知りたいです。

もちろんです。

海外ミステリーの入門として、まずアガサ・クリスティの作品は外せません。

特に『そして誰もいなくなった』は、外界から閉ざされた空間で事件が起こるクローズドサークルの傑作として、世界中で人気です。

海外の名作に触れることで、ミステリー小説の世界の広さをより実感できます。

「本格ミステリ」や「社会派」など、ミステリーのジャンルごとの違いがよくわかりません。

ミステリーのジャンルは多彩ですが、代表的なものを知っておくと作品選びが楽しくなります。

「本格ミステリ」は、論理的な謎解きや巧妙なトリックそのものを楽しむジャンルです。

一方で、「社会派ミステリー」は、事件の背景にある社会問題や人間の心理を深く掘り下げていきます。

この記事のランキングで言えば、宮部みゆきさんの『火車』が社会派の代表作です。

どんでん返しがすごい作品が好きです。ネタバレなしで探すコツはありますか?

衝撃の結末を楽しむために、ネタバレを避けるのはとても重要になります。

感想やレビューを探す際は、「ネタバレなし」と明記された記事を選びましょう。

また、あらすじ紹介サイトでは、犯人やトリックに直接触れずに「伏線回収が見事」「最後の1行に驚く」といった表現で作品の魅力を伝えていることが多いので、そうした情報を参考にしてください。

紹介された作品を読み終えた後、次に読むべき作家は誰がおすすめですか?

このランキングの作品を楽しめたなら、次は新本格ミステリの旗手、綾辻行人の作品に挑戦してみてはいかがでしょうか。

『十角館の殺人』は、衝撃的なトリックで多くの読者に影響を与えた名作です。

この記事で紹介した作品とはまた違う、本格ミステリの醍醐味を味わえます。

読書に慣れていなくても、最後まで一気読みできるか不安です。

心配いりません。

まずは映像化された作品から入るのがおすすめです。

東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』のように、映画やドラマで物語の概要を知っていると、文章だけでも情景を想像しやすく、スムーズに読み進められます。

1日に数ページでも良いので、気負わずに自分のペースで楽しむことが大切です。

まとめ

この記事では、ミステリー小説を初めて読む方が失敗しないための選び方と、まず読むべき傑作をランキング形式で紹介しました。

たくさんある作品の中から、多くの読者に面白いと評価されてきた名作を選ぶことが、最高の読書体験への近道になります。

どの作品から読むか迷ったら、まずはランキング上位の作品や、映画化・ドラマ化された馴染みのある物語から手に取ってみましょう。

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