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【完全版】黒川博行の疫病神シリーズを読む順番|全7巻の時系列とあらすじ一覧

黒川博行の代表作である疫病神シリーズを最大限に楽しむためには、発表された刊行順に読み進めることが不可欠です。

この記事では、第1作から最新作までの全7巻の時系列やあらすじ、映像化作品の情報を網羅し、コンビの関係性が変化していくシリーズ全体の流れを解説します。

ドラマや映画を見て興味を持ちましたが、原作はどの作品から読み始めるのが正解ですか

管理人

物語の背景や人間関係を完全に理解するために、第1作『疫病神』から刊行順に読むのが絶対の正解です

目次

読む順番は「刊行順」が鉄則。時系列で追うシリーズの変遷

黒川博行の代表作「疫病神シリーズ」を骨の髄まで楽しむためには、第1作『疫病神』から刊行順にページをめくることが唯一にして絶対のルールです。

物語の時系列は発表された順番通りに進んでおり、巻を重ねるごとに深まる人間関係や変化する状況を余すことなく追体験できます。

直木賞作家・黒川博行と最凶コンビ

疫病神シリーズとは、直木賞作家・黒川博行が描く、建設コンサルタントと武闘派ヤクザという異色のコンビが織りなすハードボイルド・エンターテインメント小説です。

1997年の第1作発表から20年以上にわたりファンを魅了し続け、第5作『破門』では第151回直木賞を受賞するなど、文学的評価とエンタメ性を高い次元で両立しています。

映像化作品を見て興味を持ちましたが、原作はどのような雰囲気なのか気になります

管理人

映像版よりもさらにハードで泥臭く、大阪弁の応酬がキレ味鋭いのが原作の大きな魅力ですよ

活字から立ち上る二人の熱量とリアリティ、そして食欲を刺激する食事シーンは、映像とは一味違った興奮をあなたに届けます。

関係性の変化を楽しむための正しい順序

本シリーズ最大の読みどころは、事件そのものの面白さもさることながら、巻を追うごとに変化する二人の関係性と裏社会における立ち位置です。

全7巻を通して、桑原が組の中で出世したり、逆に破門されて後ろ盾を失ったりする背景事情は、前の巻からの流れを知っていてこそ深く理解できます。

1冊ごとに事件は解決するようですが、途中から読み始めても問題ないでしょうか

管理人

事件自体は完結しますが、人間関係の機微や背景を完全に楽しむなら第1作からの読破が必須です

失敗なくシリーズを攻略し、緻密に構成された物語世界に没頭するために、まずは第1作『疫病神』から物語の世界に飛び込みます。

全7巻のあらすじと見どころ完全ガイド【刊行順リスト】

シリーズ全7巻は刊行された順番がそのまま物語の時系列となっているため、第1作から順に追うことで二人の関係性の変化を余さず楽しめます。

1.疫病神(1997年)

シリーズの幕開けとなる本作は、建設コンサルタントの二宮啓之と、二蝶会のヤクザである桑原保彦が出会う発端の物語です。

数十億円規模の産業廃棄物処理場をめぐる利権争いに巻き込まれた二宮が、自身の身を守るために疫病神のような男と手を組む過程が1997年の初刊時から色褪せずに描かれています。

二人は最初から相棒として仲が良いのですか?

管理人

最初は敵対に近い関係であり、二宮は桑原を心底恐れながらも、利益のために仕方なく協力関係を結びます。

腐れ縁の原点を知ることで、後の作品での二人のやり取りが一層味わい深くなります。

2.国境(2001年)

第2作では舞台が日本を飛び出し、北朝鮮という極限状況下でのサバイバルが展開されます。

カジノ建設の投資話で詐欺に遭った桑原と二宮が、240万ドルを取り返すために独裁国家へ密入国するという、シリーズ屈指のスケールと緊張感が特徴です。

海外冒険小説としての完成度も高く、ファンの間でも最高傑作として名高い一冊です。

3.暗礁(2005年)

舞台を沖縄に移し、リゾート開発や運送会社の裏金をめぐる組織間の争奪戦を描いた第3作です。

2024年10月10日には角川文庫より新装版が発売されており、新たな装いで伝説のコンビの活躍を楽しめます。

新装版が出ているなら、書店でも見つけやすそうですね。

管理人

はい、カバーデザインも一新されているため、これから揃えるなら新装版でのコンプリートがおすすめです。

美ら海とは裏腹に、欲望と暴力が交錯するハードな展開が待ち受けています。

4.螻蛄(2009年)

タイトルの「螻蛄(けら)」が示す通り、金に群がる悪徳僧侶や画廊経営者たちとの騙し合いを描いた第4作です。

500万人の信者を擁する巨大宗教法人のスキャンダルをネタに、東京へ進出した二人が魑魅魍魎たちと対峙します。

一見高尚な世界に見え隠れする人間の強欲さが、痛快なまでに暴かれます。

5.破門(2014年)

第151回直木賞を受賞した本作は、シリーズのエッセンスが凝縮されたエンターテインメントの金字塔です。

映画製作への出資金を持ち逃げされた桑原たちが詐欺師を追いかける中で、本家筋の構成員に手を出してしまい、文字通り「破門」の危機に直面します。

シリーズを代表する作品であり、ここから黒川博行作品の虜になる読者が後を絶ちません。

6.喧嘩(すてごろ)(2016年)

タイトルが意味する「素手での殴り合い」の通り、組織の後ろ盾を失った桑原の孤立無援の戦いが描かれます。

議員秘書と極道が食い物にする利権に介入した結果、桑原がから絶縁状態となり、個人の力だけで巨大な敵に立ち向かう展開は圧巻です。

シリーズ後半の重要な転換点であり、桑原の生き様が最も鮮烈に刻まれています。

7.泥濘(2018年)

最新作では、腐敗した警察官OBによる互助組織「警慈会」という厄介な敵と対決します。

老人ホームや診療報酬不正受給という社会の闇に切り込む中で、不死身と思われた桑原が凶弾に倒れ、心肺停止に陥るという衝撃的な展開が読者を襲います。

次巻への期待と不安を抱かせる結末となっており、物語はまだ終わっていません。

映像化されたドラマ・映画の時系列と視聴者の評価

原作小説の世界観を映像作品で追体験する場合、キャスティングの再現度と作品全体のトーンを見極めることが重要です。

原作の「疫病神シリーズ」は、これまでに北村一輝・濱田岳コンビによるドラマ版と、佐々木蔵之介・横山裕コンビによる映画版が制作されています。

同じ原作『破門』や『螻蛄』を扱っていても、役者が変われば受ける印象は大きく異なります。

映像化作品の公開順とメインキャストを以下の表で比較します。

自身の好みに合うキャスティングから視聴を開始することで、作品世界への没入感がより一層深まります。

ドラマ版『破門』『螻蛄』(北村一輝・濱田岳)

BSスカパー!制作のドラマ版は、地上波放送では表現しきれないバイオレンス描写と濃厚な大阪弁が最大の特徴です。

原作の持つハードボイルドな雰囲気を忠実に再現しており、視聴者から高い評価を得ています。

北村一輝が演じる桑原は原作の「爬虫類のような冷たさ」と狂気を見事に体現しており、『破門』全8話、『螻蛄』全5話という十分な尺を使って物語の細部や心理描写まで丁寧に描かれています

濱田岳の演じる二宮も、気弱ながら計算高い小市民的なキャラクターがはまっており、二人の掛け合いは絶妙な緊張感とユーモアを醸し出しています。

原作を先に読むべきか、ドラマを先に見るべきか迷います

管理人

ドラマ版は原作のプロットや空気感にかなり忠実なため、どちらから入っても違和感なく楽しめます

じっくりと重厚な人間ドラマを味わいたいなら、迷わずこちらのドラマ版を選択するべきです。

映画版『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(佐々木蔵之介・横山裕)

2017年公開の映画版は、第151回直木賞受賞作である『破門』を原作とした、よりエンターテインメント色の強い痛快な劇場作品です。

ドラマ版と比較して、アクションの派手さや画面の華やかさが際立っています。

佐々木蔵之介のスタイリッシュな立ち振る舞いと、横山裕の等身大の演技が化学反応を起こし、約2時間という凝縮された時間でスピーディーな展開を楽しめます。

特に佐々木蔵之介のアクションシーンはキレがあり、桑原というキャラクターの身体能力の高さを視覚的に理解するのに役立ちます。

アイドルが演じると作品の雰囲気が軽くなりすぎませんか

管理人

横山裕の関西弁はネイティブであり、二宮の持つ倦怠感や土着的な空気感を損なっていません

週末の夜にお酒を飲みながらスカッとしたい気分のときは、テンポの良い映画版が最適解となります。

映画版に関する口コミ・レビュー

実際に映画版を鑑賞した視聴者の感想を確認し、作品選びの判断材料にします。

原作ファンや主演俳優のファンから寄せられた、具体的な評価を紹介します。

原作が好きで、当時エイターだったので、ワクワクしながら観ました。
二宮の不健康で出不精な感じが横山さんにめっちゃ合うなと思ってました。
再現度的にも割と良かったと思います。

https://k-dralabo.com/hamon-novel/

佐々木蔵之介、橋爪功、國村隼はやっぱり上手いなあと思う。
しかしこういう世界って、女は”所有物”扱いなのよね…。
そして、いまいち山場がよく分からなかった。
二宮の母親とのやりとりが、リアルで味があってすごく良かった。
マカオを初めて見た。こんな感じなのねえ…。

https://k-dralabo.com/hamon-novel/

佐々木蔵之介さんのインテリヤクザモードが完璧。さすがですね!関ジャニ∞横山くんのキャラがすごいイライラする〜なんだかな〜北川景子さんは完全に無駄使い。マカオまで行ってのロケ(実際には行ってない?)も無駄な感じ。なんか盛り上がりに欠ける映画だったかも。結局に橋爪功さんの役の悪運の強さがヤバい

https://k-dralabo.com/hamon-novel/

佐々木蔵之介さん
スタスタと大股でザンザン歩き
これでもかっと目を剥き長い脚でアクションも鮮やか
おまけに英語で洋楽カラオケまで歌うサービスつき
動けるインテリ極道を演じたら右に出る者ありません。
祝ご結婚。

https://k-dralabo.com/hamon-novel/

キャストの関西弁やアクションのキレには一定の評価があり、原作ファンにとっても新鮮な発見がある作品です。

まずは第1作『疫病神』から。腐れ縁の始まりを目撃せよ

シリーズを骨の髄まで楽しむためには、何をおいても二人の衝撃的な出会いが描かれる第1作を押さえておく必要があります。

数あるエピソードの中でも、互いに「疫病神」と呼び合うようになる発端の事件を知ることで、以降の作品での関係性の変化がより鮮明に見えてきます。

全ての因縁はこの作品から始まるため、ここを避けてシリーズを語ることはできません。

大阪弁の会話劇とハードボイルドの融合

ハードボイルドとは、犯罪や暴力を感傷抜きの客観的な視点で描く文学様式ですが、本作ではそこにコテコテの関西弁が加わることで独特の熱量が生まれています。

ページをめくる手が止まらなくなる理由は、1ページに何度も繰り出される漫才のような軽妙さと、血なまぐさい緊張感が同居した会話劇にあります。

会話劇だけで物語が進むわけではないのに、なぜこんなに引き込まれるのでしょうか

管理人

それは、笑えるやり取りの中にいつ暴力へ発展するかわからない狂気が潜んでいるからです

暴力的なのにどこか笑えてしまう、黒川博行ワールドの真骨頂がここにあります。

食事シーンや移動描写のリアリティ

物語におけるリアリティとは、読者がその世界に没入するために不可欠な「生活の手触り」であり、本シリーズでは食事と移動の描写がその役割を担っています。

作中では、桑原が好んで注文する1食数千円の高級料理から、二宮が日常的にすする立ち食いうどんまで、彼らの経済状況や性格を反映した食事が克明に描かれます。

ハードボイルド小説なのに、なぜそこまで食事や移動の描写が細かいのですか

管理人

人間が生きて動いている実感を読者に与え、嘘のない世界観を構築するためです

徹底した取材と実体験に基づく緻密な描写が、読者を物語の世界へと強力に引き込みます。

まとめ

この記事では、黒川博行の代表作である疫病神シリーズ全7巻のあらすじと正しい読む順番を解説しました。

コンビの人間関係や物語の背景を完全に理解し、緻密な伏線回収を余すことなく楽しむためには、刊行順通りに読み進めることが唯一の正解です。

まずはシリーズの原点である第1作『疫病神』を手に取り、日常の鬱憤を晴らす極上のエンターテインメント体験を始めてください。

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